大腸がん、再発、肝臓転移、腹膜播種
(この記事の執筆責任者:管理薬剤師 西口一志)
●41歳、 女性、 大腸癌(再発)
・2018年11月、大腸癌ステージⅡで手術、抗ガン剤治療。
抗ガン剤治療後約1年、
2020年3月の定期健診CTで再発。肝臓転移、お腹の中に散らばって転移(腹膜播種)
【症状】お腹の痛みがたまにある。その他は特に症状なし。
●お腹の中にたくさん癌が全身転移しているので、手術は不可能なので抗ガン剤治療を行うことしか方法が無いと言うことで抗ガン剤治療を開始。
しかし、ご自身で再発・腹膜播種・全身転移に関して、ネットでいろいろ調べれば調べるほど不安になり、絶望的になりどうして良いかわからず、当店に漢方相談。(令和2年、5月12日)
その際詳しく、病状、診断結果、血液検査の結果、症状、服用薬などお伺いして、説明。天然物免疫商品・漢方などに関しても説明。
・4月から 抗がん剤(点滴)開始。1回目の抗ガン剤治療(点滴)で吐き気がとても強く体調悪化。
・その直後 効果の実証されている天然物 3包づつ服用開始。
・2回目の抗ガン剤で少し熱が出たがすぐに落ち着き、吐き気もなし。
・3回目、4回目もさほど副作用はなし。(この時副作用は大丈夫、血液検査の状態も良好でも抗がん剤の間隔を充分あけながら伸ばし伸ばしで行っていく事を強く強く伝える。)
・4ヶ月後 全身転移CT検査で肝臓の癌、お腹の中の癌両方とも小さくなっていた、その他大腸癌が転移しやすい肺への転移も無し。
・その後 抗ガン剤治療も順調で、癌も少しづつ小さくなってきているので、ご本人はもっともっと抗ガン剤治療を頑張っていこうと意気込んでいました。
その事がとても気になって、相談に来られて効果の実証されている天然物や漢方などを服用し始める前に、『どんなにお医者さんに言われも抗ガン剤治療は、十分すぎるくらいに間隔をあけながら、しっかり体調回復するための期間をあけながら行ってくださいと言う事。』をもう一度念を押してしつこくお話ししました。そうしないとまた再発しやすくなることもお話ししました。
・それでも、大丈夫だと思ったのかどんどん抗ガン剤治療はすすめていました。しかし今年に入ってから抗ガン剤治療中に高熱が出たり、体中の痛みで途中で中止になることが2回続きました。
・そこで、抗ガン剤治療の間隔を2ヶ月くらいあけて回復をする期間を作ってくださいと強く伝えて、抗ガン剤の量の減量のお願いも担当医に相談するように伝えました。
・その期間に、抗ガン剤治療を2ヶ月も休んだらその間に、全身転移したり大きくなってしまうのではないかと何回も連絡が来ました。
・5月(14ヶ月後)、全身転移CT検査でまた少しちいさくなって、お腹の中の癌も絞られてきたので、手術での切除も考慮していきましょうと担当医に説明を受ける。
今後、何回も何回でも、抗ガン剤治療は充分に間隔をあけながら、体調・免疫の回復期間をつくる事の重要性を伝えていく必要があります。
・その後(16ヶ月後)、 全身転移PET-CT検査で、肝臓の転移ガンはすべて消えてみえなくなっている、小腸リンパ節のガンは3㎝までちいさくなっている、他の全身転移も消えてみえなくなっている、という事で手術で全て取り除くことが決定した。
・(17ヶ月後)、 手術で全てを取り除くことに成功し、その後抗がん剤(アバスチン)を行う予定。
この念のための抗がん剤治療も、できるだけ弱く、間隔を充分あけながら、体調を崩さないことが第一に優先されなければという事をしっかり伝えるた。☚ここが一番大切なポイント
・(23ヶ月後)全身転移CT検査で異常無し、血液検査の結果も良好です。
★【大切なポイント】
他の症例に共通して言えることは、ガン細胞が体内に残っていても、極端に悪化方向にない場合やガンの進行の勢いがない場合は、抗がん剤治療の間隔は充分にあけてできるだけ低用量で行う事です。
その状態の判断は血液検査の経過で判断できます。ここで病院のやり方に任せっきりで強くやりすぎると、必ず再発します。
ガンの進行勢いがない場合は、決して抗がん剤治療でガンにダメ押しをして叩いてしまおうと考えないことです。
再発しないために大切なことは、ガンの勢いがない間に根気強く、食・運動・効果の実証されている天然物や漢方の服用で体内環境改善を続けることです。
最終的には自身の免疫が、ガンの代謝をコントロールできないかぎり、どんなに強く強烈に消し去っても絶対にガン細胞は再発してくるという事を忘れてはいけません。