卵巣がん再発・転移、骨盤内腫瘍、腹膜播種、リンパ節転移、全身転移
(この記事の執筆責任者:管理薬剤師 西口一志)
●68歳、 女性、 147㎝・60㎏ 卵巣がん(再発)
・2年前に卵巣がんで手術と抗がん剤治療。
その後、定期健診CT検査で再発が判明する。骨盤内腫瘍、腹膜播種、リンパ節転移、全身転移
すぐに抗がん剤治療を開始する。
【症状】抗がん剤の副作用で、手足の痛み・しびれ、足のむくみ など
●もともと腎臓の機能が弱く、2年前の抗がん剤治療中も腎機能がかなり低下していた。
今回も抗がん剤治療を始めてから、すぐにむくみやタンパク尿(+3)など症状があり、このまま抗がん剤治療をつづけていくと、腎機能もダメになり、抗がん剤治療もできなくなりガンを治す術がなく、行き詰ってしまうと言う事で、当店に相談。
その際詳しく、がんの全身転移の状態、症状、診断結果、血液検査の結果、症状、病院の治療計画・服用薬などお伺いして、説明。
・腎機能低下もあり、抗がん剤治療の副作用軽減・免疫力の目的も含め、すぐに効果の実証されている天然物・漢方薬の服用を開始。
・その後、半年以上、抗がん剤治療(ドキシル、アバスチン)を続ける。その間大きな副作用もなく血液検査の結果も安定していたので、病院のお医者さんも抗がん剤治療を休まずしっかり続けるように言っていました。
しかし常に尿タンパク+3で、血液検査でも腎機能はギリギリ状態でしたので抗がん剤治療の間隔をもっともっとあけながらのほうが良いという事を強く強く何回もお話ししました。
・その後、腫瘍マーカーなどは落ち着いていたが、明らかに腎機能の数値がワンステージ悪化してきて、アルブミン値なども悪化してきた。この時点で、腎臓の専門医の受診を受ける。
この段階でやっと担当医師も抗がん剤治療を一時的に休むなどして、間隔をあけるようになってきた。
・効果の実証されている天然物・漢方薬を飲み始めて約10ヶ月後(抗がん剤治療をはじめて約1年後)、全身転移CT検査で骨盤内腫瘍と多発播種腫瘍は全体的に縮小。しかし腎機能はぎりぎりの状態。
腫瘍マーカーCA125は高い状態だが、抗がん剤は休み休み間隔を充分にあけながら行っていくことが大切だとしっかり伝えた。
・その後は、抗ガン剤治療の間隔をかなりあけながら、1ヶ月以上ストップしたりしながら、腎機能をぎりぎりの状態で保ちながら、6ヶ月経過し全身転移CT検査を行う。その間も効果の実証されている天然物・漢方薬を1日4包を服用し、食事、軽い足の体操など続けた。
その結果、抗がん剤治療は休むことが多く、ほとんど行えなかったにもかかわらず、ガンは悪化していない状態。
・今は腎機能がかなり悪く、アルブミン値も下がってしまい、一時両足の太ももから下がむくみでパンパンに腫れて少し歩くのもやっとの状態でしたが、今はむくみもとれて足をよく動かすようにしている。
★【大切なポイント】
ガンを叩くことばかりに目が行ってしまい、免疫を含め自分の身体の状態がどのようになってきているかを見失わない様に、常に意識することです。
基礎体力や免疫力、腸内環境、骨髄の状態など悪化しすぎるとがんの再発勢いは増していきます。
そうならないように血液検査の結果や尿の状態を常に注視して解析することです。
お医者さんはガン細胞を叩くこと=抗がん剤治療のことしか頭にありません。その事をよく知っておいてください。
ガン治療をしているほとんどのお医者さんは、患者さんの副作用による身体の状態よりも、抗がん剤治療をどんどん行ってがん細胞を叩くことだけを優先します。この事が大問題なのです。
自身の体調を崩しすぎて体重を落としすぎて、元々の癌ができやすい体内環境改善を何も行っていないままだと、抗がん剤治療後に必ず再発・転移(全身転移)してしまいます。
その都度血液検査の状態などを診て経過を把握し、少しでも自身で行える事を
根気強く続けることが一番のガン治療です。
抗がん剤治療だけ、放射線治療でけにすがった治療では、絶対に必ず再発・転移(全身転移)します。
たとえどんなに新しいタイプの抗がん剤でも、陽子線治療や光免疫治療などでも同じです。それだけになってしまうと再発しやすくなります。
ガンをコントロールして治していくには、
細胞膜➡ガン細胞・免疫細胞・間質細胞などの正常化(ガン微小環境の改善)➡全身のバランスの正常化(血流・リンパの流れ・神経・筋肉・エクソソームなどの微量伝達物質などの正常化)しかありません。
そのためには、正しい食、正しい運動、正しい呼吸、そして効果の実証されている天然物・漢方薬の服用を繰り返し繰り返し続けて、少しづつ免疫力・細胞代謝など元の状態に戻す事が大切です。