前立腺がん PSA高値
(この記事の執筆責任者:管理薬剤師 西口一志)
●76歳、 男性、 167㎝・65㎏ 前立腺がん
【症状】・下腹部に常に違和感があり、トイレも近い。
・定期健診の検査でPSA値も少し高くなっていた(検査値PSA:5~7)ので細胞診を行う。
●細胞診の結果は12個中6個が癌細胞だった。
病院でホルモン剤の注射(リュープリン注射)とホルモン剤の内服を行っていく事になる。
骨シンチ検査で転移はなかったが、PSA値が上がり続けていると言う事で、今のうちに放射線治療を行うように言われた。
・ご本人が放射線治療だけは行いたくないと言う事で、当薬局へご相談来店。
血液検査の結果を腫瘍マーカー(PSA値)だけでなく他の項目も詳しく推移を確認して、今の段階で放射線治療を行うのは良くない理由を説明して、注意深く経過観察をしていく事にした。
・体内環境の改善による免疫正常化、がん微小環境の改善などを目的に天然免疫商品を服用し始める。
・ホルモン剤の服用による体調悪化が強くホルモン剤の服用を中止する。
・その後3ヶに1回のホルモン注射も中止する。(担当医からは止めるとがん細胞が増えますと何回も言われるが、その時はまたその時点でどうするか決めることにして中止した。)
・経過観察を重要視し1ヶ月に1回の血液検査はお願いして行ってもらう。
(そのたびに放射線治療を行わないとすぐに癌が進行・転移しますよと言われる。)
・その後病院の治療は行わず、天然免疫商品と漢方薬の服用を続け、PSAも徐々に下がり正常になり今では(PSA値:0.1~0.3)で落ち着いています。
・7年が経過した今でも良好です。
【大切なポイント】
・安易に放射線治療を行わず経過観察をしていった事と、副作用で体調が悪化するのを我慢してまでホルモン治療を行わなかった事で、体内環境(がん微小環境)の悪化を防げたと思われます。
そうする事で免疫力の正常化にもつながり再発しにくい状態を作り上げていると思われます。
・もし病院の言うままに早い段階で放射線治療を行っていれば、がん細胞は一旦叩けても前立腺周囲の細胞も免疫もダメージを受け、その損傷の修復に時間がかかったり回復しきれないまま炎症が続きがん細胞が増殖・転移しやすくなる場合も多いにしてあり得ます。