皆様へのメッセージ|秋田市の相談薬局【太海堂漢方】
皆様へのメッセージ
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- がん克服のための運動 最も効果的な運動・身体の動かし方
- <p>(この記事の執筆責任者:管理薬剤師 西口一志<strong>)</strong> <br></p><p><strong>がん克服のための運動</strong></p>
<p><strong><span style="color:#cc3300">最も効果的な運動・身体の動かし方</span></strong></p>
<p>●運動をして筋肉を収縮⇔弛緩する事によって、</p>
<p><strong>①マイオカイン・修復ホルモン・サイトカインなどの微量物質が全身に放たれ良い効果をもたらす事。</strong></p>
<p>(特に免疫正常化、がんの異常代謝改善、抗炎症効果は大きい。)</p>
<p><strong>②全身隅々への血流を改善し、特に静脈・リンパの流れを引っ張り流して巡りをつける効果。</strong><strong></strong></p>
<p>(細胞の酸欠➡がん代謝(解糖系)を防ぐ。)</p>
<p><strong>③緊張➡凝り➡萎縮➡酸欠➡がん化(代謝異常)経路を断ち切る。</strong><strong></strong></p>
<p>(ほぐして巡らす事で、がん有意なシフト変化を防ぐ。がん悪液質進行を防ぐ。)など</p>
<p>がんの進行を防ぎ、再発・全身転移の芽を断ち切る働きが次々と明らかになってきている事をお話してきました。</p>
<p> </p>
<p>しかし、やり方によってその効果に大きな違いがある事も解かってきています。闇雲に行うよりも正しい効果的な方法で実践してください。</p>
<p> </p>
<p>運動をする事がわかっていても</p>
<p><strong>・どこの筋肉を動かすのが効果的か?</strong></p>
<p><strong>・どのくらいの強度で行うのが良いのか?</strong></p>
<p><strong>・どのようなやり方で行えば良いのか?</strong></p>
<p> </p>
<p><strong><span style="color:#cc3300">【正しい効果的な方法】</span></strong></p>
<p><strong><span style="color:#cc3300">★身体の中でも大きな筋肉の箇所を動かす。</span></strong></p>
<p style="color:#33cc33"> ・<a><strong>肩から肩甲骨周り</strong></a>の筋肉を動かす。</p>
<p style="color:#33cc33"> ・<strong>脊柱起立筋群から腰回り</strong>の筋肉を動かす。</p>
<p style="color:#33cc33"> ・<a><strong>太ももからおしりまわり</strong></a>の筋肉を動かす。ふくらはぎを動かす。</p>
<p><strong>★がん患者さんの体調や筋力はそれぞれ違います。大切なのはその日の体調に合わせて過度なストレスにならない程度の強度・回数で行う事です。</strong></p>
<p> <strong style="color:#00cc33">・運動 ⇒交感神経↑⇒アドレナリン↑</strong></p>
<p> <strong style="color:#00cc33">・精神的ストレス⇒交感神経↑⇒アドレナリン↑</strong></p>
<p>運動も精神的負担もどちらも一般的にがんを悪化させてしまう炎症性のアドレナリンが主役ですが、この『持続時間』が重要で、運動は短期間だけ放たれた後は直ぐにリセットしやすい<strong>【快ストレス】</strong>と言われ、精神的ストレスによって放たれるものは<strong>【悪ストレス】</strong>と言われ、<strong>長く蓄積され慢性炎症のもとになってしまう事も解かってきています。</strong></p>
<p>したがって大切な事は、苦痛(ストレス)にならない程度の強さ・回数で行い、身体を動かした後心地いい感じが出てくると効果は確実だと思います。</p>
<p style="color:#00cc33"><strong>・運動による疲れ【快ストレス】⇒一時的・持ち越ししない⇒身体をリセット</strong></p>
<p style="color:#00cc33"><strong>・精神的ストレス【悪ストレス】</strong><strong>⇒蓄積・持ち越しする⇒慢性炎症悪化</strong></p>
<p>*<strong>楽しみながら・好きな方法で行う ⇔ いやだけど行う・おっくうだけど頑張る</strong> </p>
<p>この違いは大きな効果の差になって現れます。</p>
<p>苦痛だけど決めた事は気力をふり絞ってでも行うと言うストレスの下での実行は注意してください。</p>
<p> </p>
<p><strong><span style="color:#cc3300">★筋肉の効果的な動かし方は、なるべくゆっくり大きく動かしてください。</span></strong></p>
<p><strong>動かす筋肉回りをストレッチして伸ばしてほぐしながら行うと効果抜群です</strong>。根気強く萎縮改善あるのみです。</p>
<p>漢方(中医学)では経絡・ツボの考え方もあり、ストレッチしていく際に少し叩いたり手で押し込んだりするともっとほぐれやすく巡りが良くなります。</p>
<p><strong>癌</strong>=<strong>気滞</strong>(ストレス・緊張・不安)と<strong>瘀血</strong>(かたまりと言う意味)と<strong>痰湿</strong>(湿毒・湿熱)の集合体と捉えます。したがってとにかくつまりを通す事が重要です。がん組織(がん細胞と炎症細胞のかたまり)動かして通りをつけることに重点を置きます。</p>
<p> </p>
<p><strong><span style="color:#cc3300">★強度の有酸素運動を取り入れる。</span></strong></p>
<p>少し心拍数が上がる程度で15分以上続ける有酸素運動を取り入れるともっと効果的です。</p>
<p>毎日でなくてもかまいません。時々でも大丈夫です。</p>
<p><strong>発汗しながらの運動</strong>の大切さは前回お話ししましたが、体内のがん毒・抗がん剤毒は汗から多く排出されます。<strong>細胞や間質の老廃物・毒など様々な不要成分を汗が排出して、細胞間のやり取りをスムーズにすることが何より癌化防止です。</strong></p>
<p>この汗の性質は精神的状態や睡眠によって大きく左右されることもわかっています。常にリラックスを心掛けてください。</p><p><br></p>
<p style="color:#00cc33"> 【肩から肩甲骨周り】上記の図参照 </p><p style="color:#00cc33">【脊柱起立筋群から腰回り】上記の図参照 </p><p><span style="color:#00cc33">【太ももからおしり周り、ふくらはぎ】上記の図参照</span> <br></p><p><br></p><p style="text-indent:10.5pt;color:#cc3300">●気持ちの安定・リラックスがもたらす効果は想像以上に体内ホルモンの変化を起こし、体内の免疫網や細胞の代謝などをダイナミックに変化させ正常化へ近づけます。</p><p>体内の働き・様々な機能はすべて超複雑な相互作用です。バランスを取り戻す、中庸への働きかけこそが大切です。</p>
<p>安易な一方向からの単作用は必ず歪を生み大きな副作用になります。たとえ単作用の抗がん剤を数種類組み合わせたくらいでは、その遥か上でのがん細胞の逃避ルートを活性化していく事はこれまでのデータで明らかです。それどころか身体の歪は更に悪化して再発・全身転移の悪ループに陥ってしまいます。</p>
<p> </p>
<p><strong style="color:#cc6666">がん治療中には迷うことなく、身体の超複雑なバランスを取り戻すための運動、食事、リラックス、LEM・MAK・LEFの服用を根気強く続けることだと思います。</strong></p>
<p> </p>
<p>今回は特に、<strong>通常の炎症➡治す過程で必</strong><strong>要</strong>、しかし <strong style="color:#cc3300">長期の炎症(慢性炎症)➡バランスを取り戻せなくなり炎症の悪ループに陥った状態</strong><span style="color:#cc3300">。</span>ここにリラックス・運動・LEM・MAK・LEFの役割についてです。</p>
<p>・LEM・MAK・LEFはここを断ち切る。(NF-κBなど正常化へ)</p>
<p>・リラックスを心掛けた運動(快ストレス)は雑方向からバランスを取り戻し、IL-6などサイトカインや体内炎性症物質も正常化を取り戻す。</p> <p><br></p>
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- 【食が体内環境を正常へ変える力は大きい】と言う事を知ってください。
- <p style="" text-indent:13.75pt;line-height:22.0pt"=""><span style="text-indent:13.75pt">(この記事の執筆責任者:管理薬剤師 西口一志) <br></span></p><p style="" text-indent:13.75pt;line-height:22.0pt"=""><strong style="text-indent:13.75pt">手軽に続けやすい効果のある食として、</strong><strong style="text-indent:13.75pt">今回は、<span style="color:#cc3300">きのこ汁</span>と<span style="color:#cc3300">豆スープ</span>です。</strong></p><p style="" text-indent:13.75pt;line-height:22.0pt"=""><strong style="text-indent:13.75pt"><br></strong></p><p style="" text-indent:13.75pt;line-height:22.0pt"=""><strong style="text-indent:13.75pt"><strong style="color:#cc3300"> ★きのこたっぷり汁</strong>…しいたけ・まいたけ・しめじ・なめこ・えのきたけ・エリンギなど様々なきのこを入れてみそなどでお好みに味付け。 <br></strong></p><p style="" text-indent:13.75pt;line-height:27.0pt"=""><strong>きのこには、免疫に良い多糖体が豊富にふくまれていて、ぬめり成分が炎症を予防し、水溶性食物繊維も豊富で腸管免疫に抜群です。</strong></p><p style="" text-indent:13.75pt;line-height:27.0pt"=""><strong style="text-indent:13.75pt"><strong><br></strong></strong></p><p style="" text-indent:13.75pt;line-height:27.0pt"=""><strong style="text-indent:13.75pt"><strong style="color:#cc3300"> ★豆スープ</strong>…様々なまめに、<strong>ゴマ</strong>をたっぷり入れて、<strong>ニンニク</strong>や<strong>生姜</strong>など入れてお好みに味付け。</strong><br></p><div style="display:inline !important"><strong> 豆類にはサポニンなど細胞のがん化を抑制する成分が豊富で、しかも強力な抗酸化作用の成分も多くがん予防に効果が大きいです。食物繊維も豊富で、腸管免疫を改善します。</strong></div><div><span style="font-size:18.6667px"><strong><br></strong></span></div><div><span style="font-size:18.6667px"><strong><p><strong>●きのこ類と豆類を混ぜて一緒に味付けしても最高のがん克服食になります。</strong></p>
<p><strong>そこに小さく刻んだカボチャやニンジンなど入れても最高です。食欲がなく食べれない時はそのスープだけでも飲んでみてください。</strong></p> <p style="" text-indent:12.0pt;line-height:22.0pt"=""><br></p><p style="" text-indent:12.0pt;line-height:22.0pt"=""> 今、がん治療の方向は、早期発見して、早く切除したり、または、がん細胞を抗ガン剤や放射線でどんどん叩くことです。しかし、早いうちに一気にがん細胞を叩く治療を進歩させてきたにもかかわらず、<strong style="color:#cc3300">どうしてがんで亡くなる方が増加の一途をたどっているのでしょうか?</strong></p>
<p style="color:rgb(204, 51, 0)" text-indent:12.0pt;line-height:22.0pt"="" class="<img src=" https:="" p7.cd8.jp="" cms="" js="" elrte="" images="" pixel.gif"="" title="" rel="media5879215764913666" width="150" height="100"> それは、再発・全身転移が原因です。</p><p style="color:rgb(204, 51, 0)" text-indent:12.0pt;line-height:22.0pt"="" class="<img src=" https:="" p7.cd8.jp="" cms="" js="" elrte="" images="" pixel.gif"="" title="" rel="media5879215764913666" width="150" height="100"><br></p><p style="color:rgb(204, 51, 0)" text-indent:12.0pt;line-height:22.0pt"="" class="<img src=" https:="" p7.cd8.jp="" cms="" js="" elrte="" images="" pixel.gif"="" title="" rel="media5879215764913666" width="150" height="100"><br></p><p text-indent:12.0pt;line-height:22.0pt"="" style="display: inline !important;"><strong>がん細胞が発生し増加しやすくなっている、<span style="color:#cc3300">体内土壌の改善</span>を実行していないからです。具体的には、<span style="color:#cc3300">正しい食事や少しでも身体を動かし、凝り塊をほぐし、血流を回復させる努力です。</span></strong></p>
<p style="" text-indent:12.0pt;line-height:22.0pt"=""><br></p><p style="" text-indent:12.0pt;line-height:22.0pt"=""> 抗ガン剤などは目に見えてがん細胞を小さくしますが、一時的にどんなにがん細胞を小さくしても、それだけになってしまうと必ずまた再発・全身転移します。</p>
<p style="" text-indent:12.0pt;line-height:22.0pt"=""><br></p><p style="" text-indent:12.0pt;line-height:22.0pt"=""> 正しい食事や運動など日常のあたりまえのことを続けてもがんに対しては何の効果もないと思いがちですが、<strong>すぐには効果がないことを毎日・毎日、1ヶ月、3ヶ月、半年、1年と続けるうちに必ず、がん細胞が発生・増殖しやすい体内土壌が改善し正常化していくことを知ってください。</strong></p>
<p><br></p><p style="display:inline !important"> すぐには効果として表れなくても、毎日続けることで、がんの根治や転移・再発の芽を断ち切る、勝機があるのです。</p>
<p style="" text-indent:12.0pt;line-height:22.0pt"=""><br></p><p style="" text-indent:12.0pt;line-height:22.0pt"=""> 心の働きや食、運動、呼吸などにより、身体内に<strong style="color:#cc3300">様々なホルモン</strong><span style="color:#cc3300">が分泌されます。</span>がんと免疫に大きく関与する<strong style="color:#cc3300">エクソソーム</strong>や<strong style="color:#cc3300">サイトカイン</strong>なども大きく変化します。これらを正常な分泌に立て直すことが、大きな改善力を生み出すのです。</p>
<p style="" text-indent:12.0pt;line-height:22.0pt"=""><br></p><p style="" text-indent:12.0pt;line-height:22.0pt"=""> 最近の研究で、がん細胞の転移には、<strong style="color:#cc3300">接着因子</strong>と言う分子が増えることが解かっています。ここには先ほどの<strong style="color:#cc3300">エクソソーム</strong>が大きく関与していますが、<strong>この<span style="color:#cc3300">エクソソーム</span>に善玉として働き予防するものが食に含まれていることも解かってきました。</strong>抗酸化力の強い食がそれにあたります。逆に動物性の強い食材は、悪玉に働きやすいものが多いです。</p>
<p style="" text-indent:12.0pt;line-height:22.0pt"=""> また、一部の<strong>リウマチの薬</strong>や<strong>心臓の薬</strong>、<strong>糖尿病の薬</strong>にも、このがん細胞の転移に必要な<strong>接着因子</strong>の増加を予防する効果があることも解かっています。</p>
<p style="" text-indent:54.95pt;line-height:22.0pt"=""><strong style="color:#cc3300"> 根気強くは正しい食事を心がけて続けてみてください。</strong><strong></strong></p> <br></strong></span><div style="display:inline !important"><strong></strong></div><p style="" text-indent:13.75pt;line-height:22.0pt"=""><strong><br></strong></p><div> </div> </div>
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- がんの進行・再発・転移を止めるために。 末期がん・ステージ4・がん悪液質の時ほど実行してください。
- <h4><span style="font-weight:normal">(この記事の執筆責任者:管理薬剤師 西口一志)</span> <br></h4><h3><strong>がんの進行・再発・転移を止めるために</strong></h3>
<h3><strong>末期がん・ステージ4・がん悪液質の時ほど実行してください。</strong></h3>
<p> </p>
<p style="color:#000000">筋肉(主に骨格筋)が減りながら、がんは進行していき末期を迎えます。</p>
<p style="color:#000000">しかし筋肉が増えながら又はそのままで、がんが進行して末期を迎える人はいません。</p>
<p style="color:#cc3300"><strong><br></strong></p><p style="color:#cc3300"><strong>その骨格筋が減らないようにするためには動かすしかありません。</strong></p>
<p> </p>
<p><strong><span style="color:#669900">【その効果的な方法として】</span></strong></p><p><strong><span style="color:#339933"><br></span></strong></p>
<p><strong>●ゆっくり筋肉量が多い箇所を動かす。</strong></p>
<p><strong><span style="color:#669900"> </span></strong></p><p><span style="color:#669900"><strong> </strong>①下半身の筋肉(太もも・おしりまわり)を動かす</span></p><p><span style="color:#669900"> </span></p><p><span style="color:#669900"> ②首から肩甲骨まわりの筋肉を動かす</span></p><p><span style="font-size:12pt;color:#669900"> </span></p><p><span style="font-size:12pt;color:#669900"> ③胴体をゆっくり回す・ひねる・伸ばす</span></p><p><strong><br></strong></p> <p><strong><br></strong></p><p><strong><span style="color:#cc3300">【ポイント】</span></strong></p>
<p>なるべくゆっくり動かし・ストレッチでほぐしながら・深呼吸で腹部を動かしながら行う。</p>
<p style="color:#000000"><strong>ストレッチ性・ほぐし効果のある動きを選択して行う事が大切です。</strong></p>
<p style="color:#000000">そうする事で骨格筋を動かしながら萎縮をほぐし血流改善を促します。</p>
<p> </p>
<p><strong><br></strong></p><p><strong><span style="color:#cc3300">【病院の治療だけになってしまうと】</span></strong></p>
<p>病院のがん治療でがん細胞を叩き一時的に、がん縮小や腫瘍マーカーが下がっている時(がん細胞の数が減ってきている時)でも、<strong>体内のがん微小環境の状態は悪化しています。</strong></p>
<p> </p>
<p><strong>がん細胞(特に、がん幹細胞)は</strong>、</p><p> <strong style="color:#cc3300">①</strong> 生き残るための物質(栄養確保のために脂肪・筋肉を溶かし、その栄養をがん細胞の方へ引き込む血管を張り巡らす。また他の箇所へ再発・転移しやすい状況を作る働き。)を放出したり、</p><p><br></p><p> <strong style="color:#cc3300">②</strong> 遺伝子発現を起こし、抗がん剤への耐性を獲得し、細胞表面へ特殊なタンパク質の突起を発現させて免疫細胞から攻撃されないようにシフト変化し始めます。</p>
<p> </p>
<p> そうなると抗がん剤が効かなくなり、免疫細胞もがん細胞に支配されてしまいます。筋肉もどんどん減りがんの栄養になっていきます。</p>
<p> それに加えて抗がん剤による強烈な副作用で、自身の免疫や骨髄の働きなどダメージを受けて回復力も弱くなっていきます。</p><p><strong><br></strong></p><p><strong> この様にがん細胞を叩いている一方で、がん細胞の周囲の微小環境や体内環境は悪化していき、がん細胞が再発・転移しやすい状況が進行しています。</strong></p><p><br></p><p><strong></strong>この事をしっかり認識して、少しでも防止策を実行する事こそ、がん克服には欠かせません。</p>
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- がん治療中にぜひ続けてほしい食事 免疫の低下、免疫の異常を早く正常化するために必須
- <p style="color:#cc3300"><span style="color:#333333">(この記事の執筆責任者:管理薬剤師 西口一志)</span> <br></p><p style="color:#cc3300"><strong>がん治療中にぜひ続けてほしい食事</strong></p>
<p style="color:#cc3300"><strong>免疫の低下、免疫の異常を早く正常化するために必須</strong></p>
<p> </p>
<p>がんに罹患し、がん治療している時の自身の免疫は、がん細胞が増殖する働きを抑えられない状態になっています。がん細胞が免疫細胞を操っている状態です。</p>
<p>免疫力低下、又は、免疫にブレーキをかけられた状態です。</p><p><br></p>
<p style="color:#cc3300"><strong>●がん治療中の免疫力低下、免疫異常にいち早く、しかも全身へ一気に効果あるのが、</strong><strong>腸管内の免疫細胞です。</strong></p><p style="color:#cc3300"><strong>免疫細胞の司令塔が集まっています。(腸管免疫)</strong></p>
<p> ここには免疫細胞の中でも、体内の異常を察知するとその情報を<strong>全身の免疫細胞に一気に伝え、免疫網にスイッチを入れる役割の細胞が多く集まっています。</strong></p>
<p> ここの働きが回復し正常化することによって、徐々にではなく、一気に免疫細胞が本来の働きに回復しがん細胞を抑えることも解かってきています。</p>
<p> これらの腸管内の免疫細胞から全身へサイトカイン、エクソソームなど体内伝達物質が全身へ一気に放出されるのです。</p><p><br></p>
<p> </p>
<p><strong><span style="color:#cc3300">●この腸管内の免疫改善に効果的な食事を優先順に</span></strong></p>
<p><strong><span style="color:#669900"> </span></strong></p><p><strong><span style="color:#669900">①主食と言われるでんぷん質、炭水化物。</span></strong>(お米・雑穀など穀類、イモ類、豆類など)</p><p style="color:#cc3300"> (善玉菌に一番必要な餌になります。)</p>
<p><strong><span style="color:#669900"> </span></strong></p><p><strong><span style="color:#669900">②水溶性食物繊維。</span></strong>(海藻・長芋・オクラなどネバネバ食材)</p><p style="color:#cc3300"> (<strong>短鎖脂肪酸を増やす。がん悪化する人の腸内にはこの短鎖脂肪酸が少ないことも解かっている。</strong>)</p>
<p><strong><span style="color:#669900"> </span></strong></p><p><strong><span style="color:#669900">③キノコ類。</span></strong>(しいたけ・舞茸・きくらげ・ししょくひんめじ・エノキ・なめこ・エリンギ など)</p><p style="color:#cc3300"> (免疫機能に必要な多糖類や水溶性食物繊維が多く含まれている。)</p>
<p><strong><span style="color:#669900"> </span></strong></p><p><strong><span style="color:#669900">④抗酸化作用の食材・アルカリ性食材。</span></strong>(緑黄色野菜・旬の果物・梅干し・酢の物など)</p><p style="color:#cc3300"> (がん進行・再発・全身転移の要因である炎症化を改善していく。)</p>
<p><strong><span style="color:#669900"> </span></strong></p><p><strong><span style="color:#669900"> ⑤ω3系の油</span></strong>(亜麻仁油・えごま油・シソ油・インカインチオイルなど)</p><p style="color:#cc3300"> (細胞膜の脂肪酸の状態を良好にして、がん進行・免疫能悪化を食い止める働きに必要。)</p>
<p> </p>
<p><strong><span style="color:#cc3300"><br></span></strong></p><p><strong><span style="color:#cc3300">●腸管内の免疫悪力化をまねく注意すべきこと</span></strong><strong></strong></p>
<p><strong style="color:#3366ff"> </strong></p><p><strong style="color:#3366ff">①過度な糖質制限、たんぱく質過剰摂取(腸内菌の環境悪化・炎症傾向を促進し、がん悪化をまねく)</strong></p><p><strong style="color:#3366ff"></strong>最近のブーム的な食べ方は止めてください。特にがん治療中は致命的になってしまいます。</p>
<p>この一時ブーム的な食仕方は免疫にとっても健康にとっても良くないことが結果として世界中の多くの研究データで示されています。</p><p><br></p>
<p><strong><span style="color:#3366ff"> ②食品添加物をなるべく避ける。</span></strong></p>
<p><strong><span style="color:#3366ff">特に人工甘味料(アスパルテーム・スクラロース・アセスルファムKなど)</span></strong></p>
<p>カロリーオフなどに使用される人工甘味料を摂っていると腸内細菌のバランスを壊して、免疫細胞の正常な働きを奪ってしまいます。がん治療中は特に影響力大です。</p>
<p><strong> </strong></p>
<p><strong><span style="color:#cc3300"><br></span></strong></p><p><strong><span style="color:#cc3300">●腸管免疫の改善に行ってほしい事</span></strong></p>
<p><strong><span style="color:#cc3300"><br></span></strong></p><p><strong><span style="color:#cc3300"> ①腸をなるべく動かしてほぐす。</span></strong><strong></strong></p>
<p> 手でお腹を圧をかけながらさすったり、ぐぅーとお腹を押し込んで適度に揺さぶったり、腹式呼吸で凸凹したり、ストレッチ体操でお腹周りを動かしてください。</p>
<p> 腸は本来は軟体物みたいにとても柔軟に柔らかく伸び縮みして良好な状態を保っています。</p>
<p>しかし腸内環境などの状態が悪くなってくると、ガスや便が溜まったり、腸自体がむくんだり・腫れたりして張ってきて硬くなってきます。そうなると腸内環境は増々悪化し、腸内の免疫の働きは悪化してしまいます。</p>
<p> 特にがん治療中は、抗がん剤などで腸内環境は相当なダメージを受け悪化しています。</p>
<p>食事の効果を発揮するためにもなるべく外からも揺り動かしてほぐすようにしてください。</p>
<p> </p><p><strong><span style="color:#cc3300"> ②天然生薬・天然免疫商品・漢方薬の服用。</span></strong>(基礎研究でしっかり有効データが示されているもの)</p>
<p> がん治療中の腸管免疫の改善に欠かす事が出来ないものです。特に抗がん剤治療中はとても大切です。</p>
<p> 抗がん剤の副作用により腸管免疫はかなりのダメージを受けています。ここが良い状態を保てないと、どんなに抗がん剤でがん細胞を叩いたとしてもその後また再発・全身転移してしまいます。</p>
正しい食事と一緒に服用する事で、よりがんの再発・全身転移の防止につながってきます。
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- がん克服の食事 免疫力の正常化の要【腸内環境】
- <h4><span style="color:#cc3300"><span style="font-weight:normal;color:#333333" class="<img src=" https:="" p7.cd8.jp="" cms="" js="" elrte="" images="" pixel.gif"="" title="" rel="media7595629665518941" width="150" height="100">(この記事の執筆責任者:管理薬剤師 西口一志)</span> <br></span></h4><h3><strong style="color:#cc3300">がんの再発・全身転移を防ぐには免疫力の正常化は必須</strong></h3><h3><strong style="color:#cc3300">その免疫力の正常化にとって一番の要【<span style="color:#99cc00">腸内環境</span>】</strong></h3>
<p>●免疫網の維持</p>
<p>●免疫細胞から発せられる体内情報伝達物質(サイトカイン、エクソソーム、など)の正常化</p>
<p>●免疫細胞からの正常な抗体産生</p>
<p>●その他、様々な抗炎症作用や生体防御能の向上など大切な役割を担っている。</p>
<p> </p>
<p>その一番の要が【<strong style="color:#99cc00">腸内環境</strong>】</p>
<p><strong>免疫で一番大切なことは多様性</strong></p>
<p>その多様性は<strong style="color:#99cc00">腸内細菌叢の多様性</strong>で決まってくる。</p>
<p>その<strong style="color:#99cc00">腸内細菌叢の多様性</strong>の維持には<strong><span style="color:#cc3300">正しい食への認識</span></strong>が非常に重要になる。</p><p><strong>ここが改善しない限り、抗がん剤治療などで一旦癌が消えても何回でも再発し全身転移を招きやすくなります。</strong></p><p><strong><br></strong></p>
<p>【<span style="color:#cc3300"><strong>正しい食の認識とは</strong></span>】</p>
<p>この多様性を維持するには、どんなに良い食材だとしてもそればかりに偏りすぎるのも良くありません。</p>
<p>その上で、<strong>【<span style="color:#cc3300">積極的に摂取した方が良いもの</span>】</strong>、<a><strong>【<span style="color:#0033ff">なるべく控えた方が良いもの</span>】</strong></a>を把握する事です。</p>
<p><strong> </strong></p>
<p><strong>【<span style="color:#cc3300">積極的に摂取した方が良いもの</span>】</strong></p>
<p style="" margin-left:18.0pt;text-indent:-18.0pt"="">①
主食として<strong>穀類</strong>、<strong>イモ類、</strong>などの炭水化物をしっかり摂る。これが腸内菌にとって欠かせない餌になります。 <strong>でんぷん質</strong>が良好な腸内環境叢にとって不可欠。</p>
<p> <strong>一時安易な考えの健康ブームで糖質制限で炭水化物を控える方が健康体になるとか糖質はがんの栄養になるか良くないなどありましたが、今はそうではないことが解明されています。</strong></p><p><strong> がん治療中に、がん細胞に栄養が行かないように糖質制限をし過ぎると逆にがんの進行を促し再発・全身転移が加速してしまう事も解かってきました。</strong></p><p><strong> 糖質制限をし過ぎることで、【オートファジーの異常活性】【がん悪液質】の悪い方へ一気に体内シフト変化を招いてしまいます。<span style="color:#cc3300">とても注意が必要です</span>。</strong></p><p><strong><br></strong></p>
<p style="" margin-left:18.0pt;text-indent:-18.0pt"="">②
食物繊維の豊富な<strong>野菜</strong>、<a><strong>きのこ類</strong></a>、<strong>海藻類 </strong>などをしっかり摂る。</p>
<p style="color: rgb(204, 51, 0);" margin-left:10.5pt;text-indent:-10.5pt"=""><strong> 特に水溶性の食物繊維(ネバネバ食材)を積極的に摂る。</strong></p>
<p style="" margin-left:10.5pt;text-indent:-10.5pt"=""> <strong>野菜(長芋、オクラ、モロヘイヤ、ツルムラサキ、明日葉、アボカド、かぼちゃ など)</strong></p>
<p style="" margin-left:10.3pt;text-indent:-10.3pt"=""><strong> きのこ類(しいたけ、舞茸、なめこ、エノキ、エリンギ など)</strong></p>
<p style="" margin-left:10.3pt;text-indent:-10.3pt"=""><strong> 海藻類(わかめ、めかぶ、昆布、もずく、ふのり、アオサ、ひじき、寒天 など)</strong></p>
<p style="" margin-left:10.5pt;text-indent:42.0pt"="">これらを摂ることで腸内菌が餌にして<a><strong>【<span style="color:#cc3300">短鎖脂肪酸</span>】</strong></a>を産生してくれる。</p>
<p><strong>★</strong>この<a><strong>【<span style="color:#cc3300">短鎖脂肪酸</span>】</strong></a>が免疫にとっても、がん再発・転移防止のにとっても重要な役割を担っていることが次々に証明されている。</p>
<p><strong>【<span style="color:#cc3300">短鎖脂肪酸</span>】</strong>は細胞のエネルギー源としてだけではなく、免疫機能を正常化し生体防御能を高めがん細胞の増殖を抑えたり、がん細胞の遺伝子発現の制御や代謝制御、抗炎症作用などによるがん細胞の増殖抑制に欠かせない。<strong>赤ちゃんの便には<span style="color:#cc3300">短鎖脂肪酸</span>が多い。</strong></p><p><strong><br></strong></p>
<p style="" margin-left:18.0pt;text-indent:-18.0pt"="">③
抗酸化作用の食材・アルカリ性食材を積極的に摂る。(<strong>緑黄色野菜</strong>、<strong>くだもの</strong>、<strong>梅干し</strong>、<strong>酢の物</strong>など)</p>
<p>特にりんごはアルカリの王様と言われぜひ取り入れてください。梅干し・酢の物など塩分に気を付けて適度に取り入れることでガン体質の酸性化を予防します。</p><p><br></p>
<p style="" margin-left:18.0pt;text-indent:-18.0pt"="">④
ω3系のオイル(<strong>亜麻仁油</strong>、<strong>えごま油</strong>、<strong>インカインチオイル</strong>、<strong>シソ油</strong>など)抗炎症作用に効果的。</p>
<p>普段の食生活の中でω6系のオイルのほうが多く摂りがちなので、バランスをと整えるにはこのω3系のオイルを意識して取り入れてください。しかし過度な摂りすぎにも注意!</p>
<p>がんの炎症➡進行を抑えるにはこのバランスが重要になる。</p><p><br></p>
<p style="" margin-left:18.0pt;text-indent:-18.0pt"="">⑤
その他、<strong>豆類</strong>、<strong>ごま</strong> など、</p>
<p>【<strong>ま</strong>(豆類)・<strong>ご</strong>(ゴマなど種実類)・<strong>わ</strong>(ワカメなど海藻)・<strong>や</strong>(野菜)・<strong>さ</strong>(魚)・<strong>し</strong>(椎茸などキノコ類)・<strong>い</strong>(イモ類)】をしっかり意識して、</p>
<p>昔ながらの<strong>和食・精進料理</strong>をイメージして、なるべく<strong><span style="color:#cc3300">旬の食材</span></strong>も取り入れてください。</p>
<p> </p>
<p>※実際に世界中の様々な国で昔の日本食のすばらしさに気づきその効果を解明し実践し始めています。その日本人だけが抗ガン剤一辺倒の意識を刷り込まれてその効果に無頓着です。</p>
<p> </p>
<p>●京丹後市に健康長寿が多い。その65歳以上の方々を調査してわかったこと。</p>
<p>・海藻(板ワカメ、岩のり、はばのり) ・煮物(根菜、イモ類)を毎日よく食べている。</p>
<p style="" margin-left:18.0pt;text-indent:10.5pt"="">毎日・海藻・野菜が多い。みなさん腸内細菌が多様性に富んでいた。これが良好な免疫を保つ。</p>
<p>この<span style="color:#99cc00"><strong>腸内細菌叢</strong></span>の維持にはこうした食生活が重要。</p>
<p> </p>
<p><strong> </strong></p>
<p><strong>【<span style="color:#0033ff">なるべく控えた方が良いもの</span>】</strong></p>
<p style="" margin-left:28.5pt;text-indent:-18.0pt"="">①
<strong>動物性の食材</strong>(肉類、乳製品など)これを多く摂りすぎると腸内細菌叢が乱れ、体内に炎症を起こしやすくなる。身体も酸性に傾いてくる。がんの増殖・転移・再発の好条件を作り上げてしまう。</p><p style="" margin-left:28.5pt;text-indent:-18.0pt"=""><br></p>
<p style="" margin-left:28.5pt;text-indent:-18.0pt"="">②
<strong>人工油(トランス脂肪酸)</strong>(マーガリンやショートニング、ファットスプレッド など)</p>
<p>パン・ケーキ・ドーナツなどの洋菓子、揚げ物、などのほとんどにトランス脂肪酸が多く含まれる。</p>
<p>アメリカでは『トランス脂肪酸』の食品添加を、2018年6月18日から原則禁止している。</p><p><br></p>
<p style="" margin-left:28.5pt;text-indent:-18.0pt"="">③
<strong>白砂糖</strong>、<strong>食塩</strong>を控える。できるだけ人工的に精製されていない黒糖・きび糖、はちみつ、や自然塩を使う。日本人は白砂糖の摂りすぎ多い。ビタミンB₁不足。</p>
<p><strong>※</strong>海外ではサトウキビをその場で絞りジュースとしての習慣のある国もある。とても健康に良い。</p>
<p>現地の人は、サトウキビには不思議な蘇生力があり、人間の根源に働きかける事をよく理解している。</p>
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- がんの進行を止める、再発・全身転移を防ぐ、がん悪液質を止めるには、運動で骨格筋を動かす事が絶対に必要
- <h4><span style="font-weight:normal">(この記事の執筆責任者:管理薬剤師 西口一志)</span> <br></h4><h3>●運動が免疫力・癌克服の一番大きな要因になります。実行しない選択肢はないはずです。</h3><p><br></p><p>●<strong>がんはがん細胞のみから出来上がったものではありません。</strong></p>
<p>がん細胞の周囲には線維芽細胞やマクロファージ、細胞外基質、血管、神経などの間質成分が存在し、これらの有機的集合体としてがんと言う病的組織が成立しています。</p><p><br></p><p>ここを正常化にするためには、<span style="color:#cc3300"><strong>骨格筋を動かし</strong></span>てそこから全身へ分泌される<span style="color:#cc3300"><strong>マイオカインの働き</strong></span>が必要です。</p><p>運動で<strong style="color:#cc3300">血流を改善して細胞の酸欠状態を改善すること</strong>、各組織が<strong style="color:#cc3300">硬く萎縮していかないようにする</strong>ために骨格筋を動かすことが大切です。</p><p><strong style="color:#cc3300"><br></strong></p><p><strong style="color:#cc3300">マイオカインの働き</strong> ①免疫力の正常化(がんの全身転移の防止) ②抗炎症作用 ③がん細胞の増殖異常代謝を抑制 ④骨髄の造血維持 ⑤内臓機能の正常化 など様々です。</p><p><br></p><p>硬く萎縮して血流悪化し酸欠状態での環境下でも、細胞が生きて増殖できるようになっていくことが、がん化・がん微小環境の悪化です。ここを正常に戻していくためには絶対に運動が必要です。</p><p><br></p><p>再発・全身転移、がん悪液質を防ぐには、運動して骨格筋を動かし天然免疫商品・漢方を服用する事が最重要です。</p><p>決して病院の治療だけになってしまってはいけません。</p><p><br></p><p>はじめは、できることで良いので身体を少しづつでも動かしてください。もっとできるようになってきたら効果的な運動のやり方で実行してください。続けることで必ず変わってきます。</p><p><br></p>
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